【学習メモ】いまさらだけどDevOpsってなに?
@IT総力特集「DevOpsで変わる情シスの未来」
内野宏信,@ IT
「DevOps」という言葉が注目を集めている。一言でいえば「開発部門と運用部門が密接に連携し IT サービ スのリリースサイクルを速める」といった概念だ。
原田美穂,@ IT
DevOps の手法を考える際、ツールや環境整備に目が行きがちだが、最も重要なのは、チー ムコミュニケーションとチームの目的の持ち方である。
DeNAシステム本部 茂岩祐樹氏
「DevOps といっても、スピーディにリリースしたい開発部門と、安定運用が求められる運用部門という相反す るミッションがある以上、当然、コンフリクトが生じるわけです。 そこでお互いの利害関係だけを見て両部門の距 離を広げてしまうのか、それとも、エンドユーザーに楽しんでもらう、会社の収益を上げるといった共通のゴール を見据えて、コンフリクト解消に向けて建設的な議論を行うのか、というところが DevOps 実践の分かれ道だと 思いますね。
平鍋健児氏
ここであらためて DevOps の定義を振り返れば、その解釈にもよりますが、開発を行う「作る人」、運用部門 である「提供する人」たちが対話を行い、皆で制約を解消して連携・協働しようという概念が、すなわち DevOps ですよね。
まずは対話の場を作り、「なぜ」このシステムが必要なのか、「なぜ」この運用管理体制が必要なの か と い っ た よ う に 、「 な ぜ 」 の 部 分 を 共 有 す る こ と か ら 始 め る と 効 果 的 か と 思 い ま す 。 ア ジ ャ イ ル を 核 に 持 つ DevOps にしても、「なぜ DevOps を実践する必要があるのか」「なぜ、このシステムはこのように開発・運用 する必要があるのか」「なぜこうしたシステムを作ると顧客はもっと喜ぶのか」といったように考えて意見を交わ す。
共通の認識としては
・開発サイクルを早める
・開発と運用の密な連携が必要
・DevOpsはあくまで選択肢の1つ
・ツールとしてよりも思想として捉えている
.・コミュニケーションがとにかく重要